往復書簡 その7(森元より)

暑い夏も過ぎていきますね。

お久しぶりです。森元です。


5月頃から足を真っすぐに伸ばすと痛くなり、普通に歩くのが難しくなりました。

数mなら我慢が出来るのですが、それ以上は…、ということで、

5月の下旬から、歩行器をレンタルすることにしました。

すると、あら不思議、スタスタ痛みもなく歩けます。

リハビリ・介護の仕事をしていてよかったなぁ、と実感しましたよ。


歩行器を使って3カ月経ちますが、気付いたことがあります。

それは、出会う人が、まぁ優しい!

歩行器で、食事処や映画館、病院など行くのですが、

皆、道を譲ってくれたり、ドアを押さえていてくれたり、

全く見知らぬ人が手伝ってくれるのです。

元気な時には全く経験がなかった暖かい配慮に、

「日本も捨てたもんじゃないなぁ」と思いました。


そしてもう一つ気付いた点が。

それは、

ドアを押さえてもらったり、道を譲ってもらったり、荷物を持ってもらったり、

そういった経験を重ねるにつれ、

そうしてもらえなかった時に、「えっ」とショックを受けるのです。

知らず知らずのうちに「配慮してもらうのが既定事項」と刷り込まれたようで、

普通に道を譲ってもらえなかった時に、ちょっとだけ腹が立ったのです。

道を譲ってもらえなくても、目の前の人は赤の他人で、

配慮してもらえなくても当然なのにね。


だから、これからも、

人に配慮してもらうのをデフォルトとすると、幸せにならないなぁ、と思いました。

時々配慮してもらえるのを「嬉しい」と思う方が良いかと。

でも、歩行器を使うようになって、

知らない人が「大丈夫ですか?」と話しかけてくれるし、優しいし、

元気な時は全く経験がないことなので、

歩行器になることも、悪いことだけじゃないなぁ…と思った次第です。


それでは、また。



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