往復書簡 その6 (中島より)

2022年になったばかりと思っていたら、もう桜の便りも聞こえてくる季節になってしまいました。本当に早いですね。


返信が遅くなり申し訳ありません。

森元さんは抗がん剤治療の最終段階に入って頑張っているときですね。精神力も強い森元さんの事ですから、きっとやり遂げて良い効果結果もでると確信しています。


私も今週は気管切開以来装着してきた人工呼吸器を新しいメーカーのものに変え、次の段階のためのチャレンジをしています。ただ新しい呼吸器に身体が馴染んでいないのか血圧が異常に高くなってしまったり呼吸が苦しくなったりと大変です。夜もこのまま死んでしまうのではないかと思うくらい苦しくて、でも死なないために人工呼吸器を付けているんだから死ぬことはないだろうと自分に言い聞かせていました。(笑)


私の病気は治療法もなく今より良くなることはないので、弱くなってきた肺というか呼吸筋を少しでも維持・改善するために主治医の先生や看護師さんリハビリさんメーカーさんが何度も話し合いをしていろいろな提案をしてくれてのチャレンジですので頑張らないと…と思っています。


【世代共通の記憶】

世代共通の記憶の話、確かにそうですね。コロナは全世界の人々の共通の記憶になるでしょうし、東日本大震災のあった2011年は日本人であれば決して忘れられない共通の記憶ですが、私にとっては母親が亡くなった年ということもあり特に忘れられない年です。


世代共通の記憶とはちょっと違うかもしれませんが、懐かしい曲を聴くとその時代の記憶や想い出が蘇ることはありませんか?・・・

私はこの病気になる前まで、「教科書からも消えていく童謡や抒情歌そして忘れられていく懐かしい歌謡曲などを歌い継いでいこう!」という、『日本の歌講座』の講師をさせてもらっていました。

その活動の一環で生徒さんを介護施設などに連れて行って施設のみなさんと一緒に歌うことがありましたが、80代~90代の皆さんや認知症と言われている方も童謡や抒情歌は歌詞を見なくてもスラスラと歌ってくれるんです。そしてその頃の話を昨日のことのように笑顔で話してくれました。歌には不思議な力がありますね!


【おばあさんの仮説】

「おばあさんの仮説」も面白い話でした。最近はあまり聞かなくなりましたが「おばあちゃんの知恵」というのもありましたし、おばあちゃんには経験に基づく知識とすごい力があるのは事実だと思います。でもその話の流れでいくと「おじいさん」の立場は?(笑)・・・やはりおじいさんは役立たずになっちゃうんでしょうかね(´;ω;`)ウゥゥ


【英字新聞】

北京冬季オリンピック&パラリンピックも無事に開催されて良かったですね。

長野オリンピックの英字新聞ですかぁ、懐かしいです・・・


1998年2月、長野で冬季オリンピックが開催されました。

その半年前にスポーツニッポン新聞社の常務から、「中島君は翻訳会社をしているんだよね?実は今度の長野オリンピックでスポニチ創業以来初の英字新聞を発行したいと思っているんだけど中島君やってくれないかね。もちろん全責任は私が負うから君のやりたいようにやってくれていいから!」と言われたのです。この常務は私が大学生の頃に副賞のパリ旅行につられて出場した日本シャンソンコンクールの審査委員でもあり、日本レコード大賞の審査委員長もしていた方でした、もちろん当時はまだ文化社会部長でしたが。でもすごく優しい方でパリ旅行に出発する際はわざわざ空港まで見送りにも来てくれていました。ただパリ旅行の間、旅行記を現地からスポニチに送るようにとは言われましたが・・・( ´∀` )


断るわけにもいかず引き受けました。

外人2名、日本人編集者数名、翻訳スタッフ、記事はAP通信やロイター通信から抜粋したもの他、スポーツニッポン新聞東京本社の一室で準備期間を含めて一か月半、ほぼ泊まり込みで開催期間中一日も休刊することなくスポーツニッポン新聞社初の英字新聞「THE SPONICHI」を

何とか発行できました。

スポニチのHPの会社沿革https://sponichi.jp/company/history/の1998・2にも記載されています。

今考えると大変な仕事でしたが、当時は私も40代半ばで仕事もやる気満々、

怖いもの知らずでしたね。

今となっては本当に良い想い出です。



今年も間もなく桜が咲きます。

華やかで優しくて儚くて、やはり桜は素敵です。

観られるといいけど・・・!







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