― 日本と中国の文化・慣習の違い -「食」  (その4)

更新日:2020年12月8日



 料理を食べるとき、例えば宴会等のときの礼儀作法も日本と中国では違うようです。

日本では床の間を背にした席いわゆる上座が一番良い席とされていますから、偉い人やその日のメインのゲストが座って、出入口に近いほど下になっていきますよね?これが中国では違います。その日のホスト、接待をする人、つまり簡単に言えば、その日お金を払う人が奥の中央の一番良い席に坐り、そのホストの左側が主賓、右がその次に大事なお客様と言う順序になります。

また、日本ではレストランなどで食事をした場合、伝票をテーブルの上に必ず裏返して置きます。これは「さり気なく請求することであり、お金を払う人以外に金額がわからないようにする」という事だと思いますが、これも中国では違います。中国では親しい人と飲食したときなど、ご馳走してもらった方が「いくらでした?」と聞くのはよくあることです。そして「安かったですね!」とも言います。それはお金の使い方が上手ですね!というほめ言葉でもあるようです。「高かったですね」では、値段に比べて美味しくなかったという事になってしまうようです。

また、食事などに招待された場合、その招待をしてくれた人に別の日に会ったとき日本人は必ず「先日はどうも御馳走さまでした」と言います。これが日本の常識と言われているからです。でも、不思議なことに中国人はあまりこれをしません。招待を受けたときに感謝やお礼の言葉はすでに言っているから、日を変えてそれをまた繰り返すというのは「また御馳走して下さい」と言う催促の意味になると思っているのです。

今回は― 日本と中国の文化・慣習の違い -「食」として4回に渡って日本と中国の食に関する考え方、慣習の違いの幾つかの例をご紹介しました。このような慣習の違いは中国に限らず各国にもあると思いますので、他の国の方々と食事をする場合、失礼がないようにするのは大変ですね。

次回は― 日本と中国の文化・慣習の違い -「お酒」としてご紹介したいと思います。

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