暑い夏も過ぎていきますね。
お久しぶりです。森元です。
5月頃から足を真っすぐに伸ばすと痛くなり、普通に歩くのが難しくなりました。
数mなら我慢が出来るのですが、それ以上は…、ということで、
5月の下旬から、歩行器をレンタルすることにしました。
すると、あら不思議、スタスタ痛みもなく歩けます。
リハビリ・介護の仕事をしていてよかったなぁ、と実感しましたよ。
歩行器を使って3カ月経ちますが、気付いたことがあります。
それは、出会う人が、まぁ優しい!
歩行器で、食事処や映画館、病院など行くのですが、
皆、道を譲ってくれたり、ドアを押さえていてくれたり、
全く見知らぬ人が手伝ってくれるのです。
元気な時には全く経験がなかった暖かい配慮に、
「日本も捨てたもんじゃないなぁ」と思いました。
そしてもう一つ気付いた点が。
それは、
ドアを押さえてもらったり、道を譲ってもらったり、荷物を持ってもらったり、
そういった経験を重ねるにつれ、
そうしてもらえなかった時に、「えっ」とショックを受けるのです。
知らず知らずのうちに「配慮してもらうのが既定事項」と刷り込まれたようで、
普通に道を譲ってもらえなかった時に、ちょっとだけ腹が立ったのです。
道を譲ってもらえなくても、目の前の人は赤の他人で、
配慮してもらえなくても当然なのにね。
だから、これからも、
人に配慮してもらうのをデフォルトとすると、幸せにならないなぁ、と思いました。
時々配慮してもらえるのを「嬉しい」と思う方が良いかと。
でも、歩行器を使うようになって、
知らない人が「大丈夫ですか?」と話しかけてくれるし、優しいし、
元気な時は全く経験がないことなので、
歩行器になることも、悪いことだけじゃないなぁ…と思った次第です。
それでは、また。
